働く女性のかかえる心の問題
女性の働き方も多様化してきています。
これまでは短大や大学を卒業して一般職として入社して、結婚もしくは出産を機に退職、子育てが一段落したらパートに行く。というのが一般的な働き方だったように思います。
最近は結婚、出産をしてもそのまま働き続ける方も多く、派遣や契約社員といった雇用の形態の方も増えています。
一般職と総合職という垣根も取り除かれつつあり、企業の側も女性を積極的に活用するようになってきています。
また、保育士、幼稚園教諭、看護師、美容師といった女性が非常に多く、特殊な専門職が多い職場でも労働条件が厳しかったり、
人間関係も大変であることが多く、多くの方が心療内科に受診しています。
女性は軽症のうちに受診する傾向があります。心療内科に受診する方の約7割は女性です。
そのうち半数は正社員もしくは派遣、パートなど就業形態はさまざまですが、仕事をされています。
男性と比べて女性の方が医療機関を受診することにもともとためらいがなく、他人に悩みを打ち明けることに抵抗がないということも起因していると思います。
おもいっきり泣いてすっきりした。話して気持が軽くなったと言われる方が多く、診療の前からハンカチを片手にという方も多くなってきています。
職業別によるうつ病の原因
- 販売 … 販売目標を達成しなければいけないプレッシャー
- 美容師 … 長時間の労働、長い下積み期間
- 看護師 … 長時間ので不規則な勤務、人の命も預かっている重責感
- 保育士、幼稚園教諭 … 重い責任、親御さんたちとの関係
- 教師 … 最近は教師と生徒、家族との関係がより厳しいものに
- 芸能関係の方 … 客観的な評価がしにくい、気持ちの寄りどころをもちにくい
職場の人間関係で悩んだら
男性は仕事そのもので悩んでいることが多いようですが、女性は職場の人間関係で悩まれていることが多いようです。 医師に話をして少し吐き出しましょう。必要ならお薬も服用し、 それでもつらいようでしたら医師に診断書を書いてもらい会社を少し休むことも考えましょう。
とくに女性の比率の高い職場(医療・美容・販売・保育など)では、先輩や同僚からのいやがらせがみられるなど、人間関係で悩んでいる人が多い。
実際に増えているのか、
もともとあったものが表面化してきているのか、セクハラの悩みを訴えて受診するケースも増えています。
上司に直接話しづらいようでしたら心療内科医から産業医を通じて解決策を考えてもらいましょう。
女性が多い資格を必要とする職場は労働条件が厳しく、人間関係もたいへんなことが多いようです。
また、ストーカーに職場や自宅まで付きまとわれて、困られている方もいらっしゃいます。裁判の証拠にもなりますので、心療内科を受診し、必要があれば診断書を書いてもらいましょう。
